夏祭りでお蕎麦やさん①
会津は蕎麦の産地でも有名です。私は生まれが愛媛県なので結婚するまで蕎麦よりも讃岐うどん。やっぱりうどんは宇高連絡船で食べる讃岐うどんよね!(今はありませんが)
そんな私が蕎麦を身近に感じるようになったのはやはり結婚して会津に行くことが多くなったことがきっかけだったと思います。義父はうまい蕎麦があると言ってはよくいろいろなところに連れて行ってくれました。大内宿の古民家で食べる蕎麦、蕎麦で町おこしをしている喜多方市山都町、また小ぶりのセミかと思うようなアブがぶんぶん飛ぶ中ハエたたきを片手に蕎麦が出るのを待ったこともあります。
その中でも一番の思い出は年末に帰省した時に義父が孫と一緒に打ってくれた蕎麦です。子供たちも夢中になって手伝いました。そして義母が作る汁。なんと鶏ガラで出汁をとるのです。そこにねぎの青いところなど入れて淡白な蕎麦に少しこってりした汁がとても美味しかったのです。
そして一番衝撃的だったのは茹でた蕎麦をしめるのに家の外に積もった雪をバケツでたくさん取ってきて大きな桶で洗いながらしめたことでした。確かに外にいくらでもあるものを使うのだから自然といえば自然。多くの雪と共に暮らしてきた人たちの生活の知恵のひとつかもしれませんが雪の少ない土地で生まれた私にとっては新鮮な驚きでした。 ②に続く
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